グルテンフリーなタイの蒸しパン!【タイのお菓子 カノムターン】

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カノムターン・ขนมตาล

ペッチャブリーの銘菓とも言えるカノムターン
オウギ椰子の実を使って作るデザートです。

カノムターンができるまで

実を揉む作業

完熟すると中の胚乳がなくなって鮮やかな黄色の繊維質になっていきます。
この繊維質の部分を水と塩で揉んで水分を分けてペースト状になったものを使います。
揉む作業もさながら一晩吊るして水分を出すのでこの作業だけでもかなりの作業時間・・・
実際にやってみるとやっぱり結構大変💦

生地作り

ペーストができてから米粉、ココナッツ、砂糖で生地を作っていきますが、
この生地を作るのにも30分以上米粉を捏ねる作業をしないと美味しくできない。
グルテンフリーな米粉なので小麦粉のようにグルテンを強化するために
捏ねる必要はないのでは?と思ったけど粉の繋がりが悪くて捏ねが少ないと
ぼそっとした仕上がりになります。

生地発酵

いざ生地が出来上がってから3時間発酵させます。
近年はベーキングパウダーやイーストを使うレシピが紹介されていますが
本来カノムターンはオウギ椰子の完熟した実に含まれている酵素の力で
発酵させて蒸すカステラです。
つまり天然酵母の蒸しパン。

蒸し

やっと生地が出来上がったら蒸します。
蒸し温度も適温で蒸さないと綺麗にぱっかり割れるカステラになりません。

今の食のトレンドのヒントはタイのお料理・お菓子にある!

天然の酵母で仕上げた生地を蒸したパン。
今は綺麗な色に仕上げるためにやし砂糖ではなく白砂糖を使うことが多いようですが、
やし砂糖で作ればGI値も低く、米粉でグルテンフリー、
天然の酵母、油は使わずココナッツミルクに含まれるオイルのみ。

実に今のトレンドのキーワードを全て抑えている素晴らしいデザート♡

1パック30−40バーツで売られていることが多いですが、
この作業を知ったら実に安すぎて申し訳ない。

天然の色なのにとっても鮮やかで見た目から元気が出る。
ふんわりと砂糖椰子の香りのするカノムターン。
ぜひ見かけたら一度召し上がってみてください。
おすすめデザートのひとつ♡

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