口の中で溶けていく!落雁みたいなタイのお菓子【カノムサンパンニー】

ついつい甘いものに引き寄せられる私・・・
タイのお菓子は実に興味深い。

今回ご紹介するのは干菓子のカノムサンパンニー
カノムボラーン(タイの古代菓子)のひとつです。

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カノムサンパンニー・ขนมสัมปันนี

知れば知るほど食文化というものは歴史とのつながりが強くて
歴史の授業は全く興味のなかった私が今になって勉強しておけばよかったと思うくらい面白さを感じるのです。
大人になって歴史の本なんかを買って読んだり💦
今更ながらに歴史の授業は決まって寝ていたことを後悔する私です。

タイのお菓子と日本の和菓子にはすごく共通点があって親近感があります。
ですが味は実にトロピカル。ココナッツが好きな方にはたまらないはず。

どんなお菓子?

時は遡ることアユタヤ時代、ナライ王の知世時代には存在していたと記録されているこのお菓子。
発祥はマリーギマールが作り出したお菓子だという記録も残っているようですが、
良い繋がり、最愛の人を意味するこのお菓子は縁起がいいので
結婚式で使われたりする縁起菓子のひとつです。
型のない時代は伸ばしてダイヤモンドのような形に切って作られていたというお菓子ですが、
今は花や可愛い形をした型がいろいろ売っていて色付けも様々です。

米粉、もち米粉、タピオカ粉、緑豆粉などの粉とココナッツミルク、砂糖が材料のお菓子で
食感はまさに日本の和菓子落雁、干菓子の部類です。

食感と味

タイのお菓子の特徴でティエンオップというキャンドルで燻して香りをつけるので
食感はまさに日本の和菓子の落雁なのですが、その後に口から鼻に抜ける香りが
なんとも言えない独特な香りなんです。
お店によってはジャスミンエッセンスで香りがついています。

口の中でゆっくり溶けて甘みと香りを感じるお菓子です。
口の中で溶けていく感じが意外とクセになります。

日本人にはティエンオップの香りは日本人には未知の香り。
食べると蝋燭の味!とみんな口を揃えていうのですが、
ろうそく食べたことあるんかい!?とたいていツッコミがはいります。

そしてタイ人にとってはジャスミンは高貴な香りとしてお菓子の香りつけに使うのはポピュラーですが、
日本では芳香剤に使われる香りだったりするので、最初に食べた時は口から鼻に抜ける香りを
何度も確かめたくなる不思議な感覚。

買えるお店

このお菓子はタイ菓子専門店にはたいてい置いてありますので
ぜひ見つけたら試しに食べてみてくださいね。

タイのお菓子は毒々しいくらいカラフルに色付けされているものが多いですが、
このお菓子はパステルカラーで仕上げてあることが多くてとっても可愛らしいです。

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