お菓子の島なんて聞くとなんだかワクワクします。
ディズニーのSugar Rushという映画のお菓子の国みたいな・・・
バンコクのお隣県ノンタブリーにあるクレット島へ7年ぶりに行ってきました。
お隣県なんていうと遠いイメージですが、車で渋滞していなければ1時間あればアクセスできる場所です。
クレット島はどんな島?
厳密にはチャオプラヤー川の中洲ですが、クレット島と呼ばれています。
船に乗って中洲へ渡ります。所要時間数分。
上船下船共にクレット島にて3バーツの運賃を支払います。
ほとんどのお店が土日のみの営業なので土日に行った方が楽しいと思います。
クレット島の楽しみ方
サイクリング
OTOPビレッジの中は道が狭いので自転車でスイスイというわけにはいきませんが、
島を散策するなら自転車を借りてサイクリングするのが楽しいです。
緑いっぱいの遊歩道があったり、迷路みたいにギザギザした道を走ってとってもノスタルジックな
街並みを楽しめます。
自転車1日レンタル料金 40−60バーツ。電動バイクもありました。
本当は島を一周するつもりで張り切って行ったのですが、やはり雨季はまだ日中は暑い💦
島一周は断念しましたが、小道をニョロニョロ散策したり緑いっぱいのサイクリングロードを走ったり
とっても楽しい時間でした。
ここは写真映えスポットだそう!
船着場を出て左に進んで行った川沿いにあります。
観光名所
傾いたパゴダ プラ チェディ ムタオ( พระเจดีย์มุเตา/Phra Chedi Mutao)
クレット島のシンボルとも言える仏塔
ビルマ、タイの歴史にモン族は深く関わりがあるようでこの傾いたパゴダはクレット島に移り住んだモン族によって
ミャンマー(ビルマ)のシュエモードー・パゴダを模倣して建てられたのだそう。
ラマ5世の時代の西洋新聞には真っ直ぐ建っている記事が記録として残っているけれど、
その後中洲が侵食されて傾いてしまったのだそう。
素焼き陶磁器 モーディンパオ หม้อดินเผา(Moo Din Phao)
クレット島に移り住んだモン族の人たちが100年前から作っている素焼き鍋がクレット島の特産品の一つ。
工房見学やワークショップに参加することができます。
Baan Bua Ngoen
クレット島の中でもこちらの工房はバンコクでのフェアにも出店されていたりOTOPにも認定されていて
製品がとても素敵な仕上がりでした。
写真はちょうど島訪問数日後に開催されたバンコク市内のフェアにて。
自転車に乗って割れたら困るのでこちらで購入。
タイ伝統菓子
クレット島はお菓子の島と言われていて島のあちらこちらに昔ながらのお菓子を売っているお店がたくさんあります。
アユタヤ時代〜ラマ5世までのころには宮廷や国王の避暑地周辺では宮廷の食文化が一般の人に
普及していく取り組みもされていたそう。今も引き継いでそれを職業としている人たちは
宮廷の美しいアペタイザーを庶民的な形で販売されています。
どれも美しく作られているお菓子は実際に作ってみると時間も労力もかかるのに
びっくりするくらい安い値段で販売されています。
タイ人の好きなお菓子。
カノムアルーア ニョッキみたいなもちもちした食感のお菓子
カノムサンパンニー 落雁みたいな口で溶けていくようなお菓子
食べ慣れていないとかなり好き嫌いのあるお菓子かなと。。。でもタイらしさを感じることができるお菓子です。
オウギ椰子の果肉を使ったカノムカイプラーというお菓子はバンコクでは見かけないお菓子だけに食べたい。
どんぶりマークにも認定されていて味はお墨付き。
ハートの形を作って見せてくれたりととってもお茶目なおじさまでした。
カオチェー
あちこちにあるカオチェー屋さん。
カオチェーはソンクラーンの暑気払いに食べるものだと思っていましたし、バンコクのレストランではソンクラーンの時期しか食べれませんが、モン族がルーツと言われているカオチェーはモン族の方たちが多いエリアでは佃煮的な感覚で一年中食べることができます。
カオチェー屋さんで煮込んでいたプラトゥーの甘露煮。
お土産に買って帰りましたが、想像以上においしかった♡
日本の魚の甘露煮に似ているのだけどタイのはタマリンドが入っていて少し酸味があってご飯が進む。
次回行ったらまた買います。
その他グルメ
船を降りて右に進んでOTOP ビレッジに向かうところでカリカリに揚がった揚げ物さんで足止め。
山盛りになった天ぷらに思わずだれもが立ち止まるはず。
味見していいよ!とすかさず竹串を渡されて全種類の試食を快く促してくれるおばちゃん。
ほんとにサックサックで美味しい!!いろんなエディブルフラワーが天ぷらになっています。
これだけの量をサックサックの状態で朝一で用意しておけるっておばちゃん何時から作業したのか?
それが凄すぎます。
そしてお値段もびっくり!1ボウル50バーツで山盛り。
こんなに試食したのに買わなかったら申し訳ないとお土産に買ったお友達。
自転車を乗り回しているうちにボウルが袋の中でひっくり返ってやっぱり時間が経つと揚げ物ならでは
くったりしてきてしまうようなのでその場で食すに限ります。
こちらはムーサロンとトゥントン。
宮廷のお料理はラマ5世の時代には一般の人に伝授されていったと言われているので
その影響を受けた地域では宮廷のアペタイザーなどを作って販売するお仕事を代々されている家庭もあるそう。
カフェ
対岸のジャイアントブッダが見えるカフェでお茶タイム。
暑いのに炎天下で水も飲まずに自転車を乗り回してさすがに暑いので喉が渇いて小休憩。
ランチ
素敵そうなお店はいくつかありましたが、力尽きて近くにあった川沿いの雰囲気の良さそうなレストランへ。
レトロな感じの店内で味もおいしかったです。
- ゲーンランジュワン
- ヤムソムオー(ポメロサラダ)
- ヌアマナオ(牛肉のライムサラダ)
クラフトビールのお店も寄りたかったのですが、時間がなくなってしまいまた次回。
ちょっと週末ゆっくりしたい時にはおすすめのショートトリップでした。