調味料の使い方を知っているとお料理の幅が広がりますよね。
今回はタイ料理を作るときに知っておきたい調味料をご紹介します。
使用頻度☆☆☆☆☆
ナンプラー น้ำปลา /魚醤・Fish Sauce
主にカタクチイワシを発酵させて作る魚の醤油。
熟成期間が長くて良質なものは透明感があって臭みがないです。
アミノ酸が豊富なので加熱すると旨みが増して料理を美味しく仕上げてくれます。
タイのナンプラーは砂糖が添加してあるものが多いのでメーカーによってはまろやかに感じるものもありますね。
買う時の目安は澄み切った琥珀色で熟成期間の長いものがお勧め。
写真のトラチャンゴールドラベルは24ヶ月熟成。
日本でもタイでも購入が可能なブランドで使いやすいので私はたいていこちらのブランドを買って使っています。
ナンマンホイ นำ้มันหอย/牡蠣油・Oyster Sauce
牡蠣の塩漬けを発酵させた調味料。
中華料理でもおなじみで塩気と甘みがあり中華系タイ料理に出番が多いです。
あまりとろみがつきすぎているものは使いにくいですが、こちらは使い安いので愛用。
使用頻度☆☆☆☆
ソースプルンロット ซอสปรุงรส/シーズニングソース ・Seasoning Sauce
大豆が原料の調味料でタイでは通称マギーソース。
しょうゆに砂糖、塩、核酸などが混ざったフレーバー調味料。
濃厚でたまり醤油のような風味で料理にコクが出ます。
野菜炒めなどにちょっと入れるだけで味がしまります。
タイ人は卵焼きにかけたりと食卓に欠かせない調味料。
写真の2社は大手2ブランドで小瓶の写真のタイプはNon MSGです。
シーユーカオ ซีอิ๊วขาว/白醤油・Light Soy Sauce
大豆を醸造したタイの醤油で日本の淡口醬油のような色合い。
ナンプラー同様に砂糖が添加されているものが多く、日本の醤油に比べるとほんのり甘味があります。
中華系のタイ料理に使う事が多いです。
一番絞りの醤油は風味があり栄養価も高いですが、メーカーによっては保存料が添加してあります。
ナムターンピープ น้ำจิ้มน้ำตาลปี๊บ/やし砂糖・Palm Sugar・Coconut Sugar
タイ料理のお料理全てには使いませんが、お料理だけでなくデザートにも使います。
味に深みを出したりコクを出したりするのにつかいます。
色が茶色がかっているので、白く仕上げたいお菓子の場合はグラニュー糖を使用することもあります。
使用頻度☆☆☆
ガピ กะปิ/海老味噌・Shrimp Paste
オキアミを発酵させたものでカレーペーストやナムプリックを作るのに必要な調味料。
こちらもアミノ酸が豊富なので炒めると旨みに変わって香りは食欲をそそります。
この海老味噌を使った代表的なお料理はナムプリックガピというディップで野菜をつけたり
ご飯と一緒に混ぜて食べる日本の佃煮的な存在の各家庭のおふくろの味があります。
また、これをご飯と一緒に炒めて他の具と混ぜて食べるカオクルックガピは美味しいので
お勧めです。
南部料理はガピを使った炒め物が多いです。
ナムプリックパオ น้ำพริกเผา /チリペースト・Chili in Oil
トムヤムクン作りには欠かせない調味料。
唐辛子、にんにく、干しえび、玉ねぎを炒めてナンプラーや砂糖で味付けした調味料。
上澄みのチリオイルのみを使う場合もあります。
メーカーによって甘味や辛味に違いがあり質感も違います。
使っている油もメーカーによって違うので買う時には裏面の原材料表記をチェック!
タオチアオ เต้าเจี้ยว /Soy Bean Paste・豆味噌
大豆と小麦を発酵させた調味料。
発酵の具合によって色が濃いものや薄いもの大豆の粒の残っているものから
滑らかなペースト状のものなどがあります。
空芯菜炒めには欠かせない調味料です。
使用頻度☆☆
シーユーダム ซีอิ๊วดำ /黒醤油・Dark Soy Sauce
大豆を醸造した後に糖蜜を加えた甘くトロミのある醤油。
みたらし団子のたれを彷彿させる香りと味わい。
香りが強いので入れすぎに注意。
ソースシラチャー ซอสศรีราชา /シラチャーソース・Chili Sauce
唐辛子、にんにく、酢、砂糖、塩からできた調味料。
卵焼きや揚げ物につけて食べます。
作り手によって辛さの度合いが違いますが、 シラチャーソースが有名。
ナムチムガイ นํ้าจิ้มไก่ /スイートチリソース・Sweet Chili Sauce
にんにく、唐辛子、砂糖、酢を煮詰めたソースで名前の通り、ガイヤーン(グリルチキン)や
フライドチキンにつけるためのたれ。
スイートチリソースは簡単にできるので自家製もおすすめ。